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フリーランスのWebディレクターをめざすなら企業にいるうちにやっておきたいこと

2024.02.02
WEBディレクターの仕事

事業会社や制作会社で経験を積んだ後、独立・フリーランスをめざすWebディレクターが増えています。フリーランスなら自由な働き方が可能となり、いい案件を獲得できれば、企業にいるより高い収入を得られる可能性があります。

とはいえ、フリーランスの誰もが稼げるわけではありません。独立当初から着実に案件を獲得するためには、企業で働きながら計画的に準備すべきです。

今回は、フリーランスのWebディレクターの年収や案件単価相場をチェックしつつ、企業にいるうちにやっておくべき準備について解説します。

フリーランスWebディレクターの年収と案件単価相場

CAMELORS社が2023年8月にエージェント利用者を対象に行った調査によると、フリーランスWebディレクターの平均年収は654万円、平均時給は3245円だそうです。Webディレクター全体の平均年収が約440万円なので、フリーランスの平均収入は高めです。なかには案件をかけ持ちして年収1000万円以上を稼ぐ人もいるようです。

主要なエージェントで紹介されるWebディレクターの給与相場は、月額30万~80万円と幅があります。待遇は業種やサイトの種別、業務範囲により異なり、例えば「週3日勤務・月給30万円」「週5日フルリモート勤務・月給45~70万円」といった案件が紹介されています。

フリーランスのWebディレクターに必要なスキル

フリーランスのWebディレクターは、企業に所属している以上に実力と実績を求められます。ここではフリーランスをめざすなら押さえておきたいスキルを5つ紹介します。

  • Web制作全般の知識
  • マネジメント能力
  • 高いコミュニケーション能力
  • コピーライティングの知見
  • 統計学・マーケティングの知見

Web制作全般の知識

フリーランスのWebディレクターには、Web全般に関する知識が求められます。

サイト制作において幅広い職種のパートナーと関わるため、業務を円滑に進めるには、制作の各工程への理解が欠かせません。デザイナーやプログラマーに的確に指示出しするには、デザインやコーディング、プログラミングなどの基本的な知識が必要です。

独立前に、HTML・CSS・JavaScript・jQueryやWordPress、開発言語の基本的な知識は習得しておきましょう。大規模サイトに関わりたい人は、サイト運用やプロジェクト推進で活用できるツール・ノウハウも押さえておいたほうがいいでしょう。

マネジメント能力

フリーランスのWebディレクターには、企業にいる以上にプロジェクトで成果を出せるマネジメント能力が求められます。

とりわけ求められるのは、スケジュールリングと人員や予算の管理能力。制作メンバーのモチベーションをコントロールし、指示を的確に伝えられる技量や、リスク管理能力も必要です。

企業にいる間に、工程全体を俯瞰しながら的確に人を動かす力を磨いておきましょう。

高いコミュニケーション能力

管理職でもあるWebディレクターには、高いコミュニケーション能力が求められます。

顧客とパートナー企業の橋渡しや折衝・調整が多いため、立場が異なる人と良好な関係を築ける素質が必要です。上から目線の指示出しでなく、相手の立場を理解しながら対話する姿勢も欠かせません。

コミュニケーション能力の高いWebディレクターほど、プロジェクトを円滑に進行できます。企業にいる間に多くの関係者と相互理解を深め、外部パートナーとのリレーションづくりも進めておきましょう。

コピーライティングの知見

Web制作を統括する際には、コピーライティングの知識も必要です。

Webサイトの構成要素として、テキストはデザインやUI/UXに負けず劣らず重要です。コピーライティングとキーワード選定は、検索エンジンで上位表示を獲得する重要なタスクでもあり、それぞれ専門的な知見が必要です。

デザイナー・エンジニア出身だとしても、Webディレクターとして独立をめざすなら、基本的なライティングスキルを習得しておいたほうがいいでしょう。

統計学・マーケティングの知見

Webディレクターとしてアクセス数やコンバージョンにコミットするなら、マーケティングの知見が不可欠です。

Googleアナリティクスやサーチコンソールの活用法、SEOやリスティング広告、メールマーケティング、SNSなどに関するスキルを身に付けるべく、実務に携わりながら最新のトレンドもキャッチアップしておきましょう。

フリーランスをめざすためにやっておきたいこと

フリーランスをめざすWebディレクターが行うべき準備は、スキル習得だけではありません。ここでは、フリーランスとしてスムーズにスタートするために、企業にいる間にやっておきたいことを7つ紹介します。

  • 案件候補を確保する
  • 仕事仲間のネットワークをつくる
  • 自分の強みを明確にする
  • やる仕事・やらない仕事を明確にする
  • ポートフォリオとセールストークを用意する

案件候補を確保する

企業にいる間に、独立後の案件候補を数件確保しておきましょう。

企業を離れたら、自分で仕事を獲得しなければなりません。現在の仕事を通じて外部企業の制作ニーズを把握し、クライアント候補の目星をつけておくと、独立後の滑り出しがスムーズです。業務を通じて信頼関係を構築しておけば、独立後に仕事を紹介してもらえる可能性が高まります。

フリーランス向けの案件紹介エージェントやクラウドソーシングサイトなどで、獲得できそうな案件をチェックしておくのもひとつの方法です。

仕事仲間のネットワークをつくる

フリーランスをめざすなら、協業して仕事を請け負えるネットワークづくりをしておきましょう。

最近ではWebデザイナーやエンジニア・Webディレクターのフリーランス同士でチームを組み、役割を分担して制作案件を受託するケースも増えているようです。チームを組めば、独力では見つけられない案件情報にリーチできるだけでなく、気の合う仲間と一緒に仕事できるというメリットもあります。

仕事を通じて構築したネットワーク以外にも、フリーランスの交流会やコミュニティ、SNSで交流範囲を広げ、将来の仕事仲間を増やしましょう。協業できる仲間がいれば、クライアントが必要とする工程をまとめて受注できるので、Win-Winの関係を築きやすくなります。

自分の強みを明確にする

資格が必要な専門職と異なり、Webディレクターの実力は第三者から評価しづらいものです。そのため自分の強みをアピールできるよう、明確に言語化しておくことが重要です。

「企画力」「アイデア・発想力」「特定の業界に強い」「在職中の実績」「マーケティングやプログラムに関する知見」など、先々のPRポイントを想定しながら業務の成果を整理しておきましょう。

やる仕事・やらない仕事を明確にする

フリーランスとしてWebディレクター業に携わる際には、やる仕事・やらない仕事の線引きも大切です。

仕事を受注するうえで、クライアントのあらゆる依頼を引き受けてしまうケースがあるかもしれません。引き受け困難な依頼には、代替案を出せればベストですが、限られたリソースで、納期までに品質の高い仕事をするためには「やらない仕事」「NGの仕事」を決めておくことも大切です。

ポートフォリオとセールストークを用意する

仕事の実績を証明するポートフォリオやセールストークも、企業にいるうちから準備しましょう。

Webディレクターの実力は、履歴書や職務経歴書では判断できないため、案件の決裁者はポートフォリオやパンフレットなどで評価します。彼らは多数のポートフォリオに目を通しているので、内容の充実度だけでなく、視覚的な見やすさにも配慮するのが差別化のポイントです。

ポートフォリオには、これまでに携わった案件の詳細や、自分の強みや仕事のこだわり、担当領域やノウハウ、仕事の進め方などの自己PRを、数値を用いて具体的に記載しましょう。

リバミーでWebディレクターとして経験を積みフリーランスを目指そう

企業から独立し、フリーランスとして順調なスタートを切るためには、知識やスキルの習得、人脈形成、自分をアピールするポートフォリオの制作など、多くの準備が必要です。

フリーランスへの足がかりとしては、さまざまなキャリアを積める環境で、必要な実務経験を積むことがもっとも近道です。

リバミーでは、個々の経験と適性・スキルを把握してから、経験値を高めるべき業務にアサインするため、総合力が身につき、市場価値の高いWebディレクターに成長できます。

将来フリーランスのWebディレクターとして活躍したいなら、リバミーでの業務を通じてスキルアップしてから始動するという選択肢もあります。興味がある方は、ぜひリバミーにお問い合わせください。

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