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Webディレクターのよくある悩みと解決方法 日々の仕事のなかでできること

2024.07.01
WEBディレクターの仕事

「クライアントとスタッフの板挟みでしんどい」「これといった実績や成果がない、Webディレクターに向いていないのかも」。こうした悩みを抱え、辞めたいと考えるWebディレクターもいるようです。

一方で、現状を打破しようと奮戦している方は、「何をどうすれば、仕事をうまくできるようになるのか」「先々のキャリアが見えるようにするためには、どうしたらいいのか」と考える機会も多いでしょう。

最適な解決策を探すのは難しく思えますが、実は悩みを解消する糸口は、現状の仕事の中にあるのかもしれません。今回は、Webディレクターのよくある悩みとその解決方法について、日々の仕事で実現できることを紹介します。

Webディレクターのよくある悩み

 

悩む人たち

 

Webディレクターとしてキャリアを積まれている方の中には、以下のような悩みを抱える方が多いようです。

  • 企画・アイデアが思い浮かばない
  • クライアントと制作者との板挟みになる
  • 成長している実感が持てない
  • 将来のキャリアをイメージできない

企画・アイデアが思い浮かばない

良い企画やアイデアが浮かばないと悩むWebディレクターは少なくありません。考えれば考えるほど煮詰まってしまい、ますます良いアイデアが出てこないという悪循環にはまった経験がある人が大半でしょう。チームで話し合えればまだよいのですが、ひとりで考えなければならない日々が続き、改善するイメージが湧かないという人も多いのではないでしょうか。

アイデアに詰まる悩みは、多様なプロジェクトを抱えて時間に追われるWebディレクターほど陥りやすいスランプといえそうです。

クライアントと制作者との板挟みになる

クライアントや制作スタッフとの人間関係も、Webディレクターによくある悩みです。

Webディレクターはしばしばクライアントと制作スタッフの間で調整役を務めます。クライアントの要求が多い場合や、納期間際の急な修正依頼があったときには、スケジュールの調整を迫られることもあるでしょう。

クライアントの要望に対し、制作スタッフからは工数や費用面で不満が挙がり、「あっちを立てればこっちが立たず」と板挟みに遭ってしまいます。

成長している実感が持てない

「仕事で成長できている気がしない」と悩むWebディレクターの声もよく聞かれます。

実際には、Webディレクターとして経験を積む中で、進行管理や臨機応変の調整力、交渉力といったスキルが身についているはずです。しかし管理・調整力は成果が見えづらいため、新しいスキルを習得したことを自覚できず悩んでしまうのです。

多忙な中堅Webディレクターの中には、「スキルアップの時間が取れない」「限定的な領域のスキルしかない」と、焦りを感じてしまう方もいるようです。

将来のキャリアをイメージできない

将来のキャリアをイメージできず、悩むWebディレクターも数多く存在します。

Webディレクター同士でチームを組んでプロジェクトを動かす機会がない組織では、身近に将来をイメージさせるロールモデルを見つけられないのが実情です。40代・50代のWebディレクターが職場にいない会社も多いようです。

同年代のWebディレクターが近くにいたとしても、これまでの経歴やキャリアステップが重ならないケースも多く、そんな環境で働いていると、業界での自分の立ち位置がわからなくなるのも無理はありません。

Webディレクターの悩みに対する向き合い方

reasonの積み木

 

Webディレクターに限りませんが、仕事の悩みの解決には、まず悩みの原因がどこにあるのかを突き詰める必要があります。

原因と思われる要素を洗い出し、整理することから始めましょう。

  • 人間関係なのか?
  • 自分の実力不足なのか?
  • 仕事量が多すぎるのか?
  • 自分の意識の問題なのか?
  • キャリアの方向性がブレていないか?

自分の現状や取り巻く環境としっかり向き合えば、状況を解決する糸口が見えて、今何をすべきかがわかる場合があります。

原因の洗い出しと分析から、解決に向けて今の仕事でできることが見えてくるかもしれません。もしキャリアに関する悩みであれば、次に解説する自己分析を試してみるのもひとつの方法です。

Webディレクターのキャリアの悩みには自己分析がおすすめ

自己分析

 

仕事に悩みを抱え、Webディレクターとしての自信を持てなくなった方もいるでしょう。こういう場合には、今の自分の強みを見つけ、やりがいを高める「自己分析」がおすすめです。

就活時に行った方は多いかもしれませんが、自己分析は一度やって終わりではなく社会人にも意義があります。

ここでは一例として、とあるキャリアアドバイザーによる自己分析の4つの視点を紹介します。

  • Personality=価値観・性格
  • Will=やりたい・実現したい・達成したいこと
  • Can=得意・できること
  • Know=詳しい・関心があること

1.Personality(価値観・性格)を洗い出す

始めに、仕事に対する価値観を明確にするために「仕事で大切にしていること・言葉」を書き出しましょう。

例えば「真摯」「自由」「面白い」「効率的」などです。同時に「大切にしていないこと」も書き出すと、仕事に対する価値観がより明確になります。Personalityは次のWillとCan、Knowを導き出すためのベースです。

2.Will(やりたい・実現したい・達成したいこと)を洗い出す

次に「Will」を明確にするために、過去の「楽しかった仕事」や「印象に残っている仕事」を洗い出し、そのとき自分が感じたことを深掘りしていきます。

過去に自分が「頑張れた」「達成感を感じた」エピソードをピックアップし「なぜそう感じた?」「なぜ?」と5回ぐらい深掘りすると、自分が仕事に求めているものを明確にすることができます。

3.Can(得意・できること)・Know(詳しい・関心があること)を洗い出す

最後に「Can=自分のできること」と「Know=自分が知っていること」を洗い出します。

CanとKnowは「9-BOX」という9コマのマス目を使うと洗い出しやすいです。まず頭に浮かんだ「できること」と「知っていること」をボックスの中心の目に書き、そこから連想されたスキルを洗い出して周囲のマスを埋めていく方法です。

実はどのようなスキルも複合的なため、例えば「自分の取り得は行動量だけ」という人でも、行動量を担保する「情熱」や「大胆さ」などといったスキルを洗い出せるのです。

こうして洗い出したWill・Can・Knowを3つの円にしたときに重なった部分が、自分の「強み」です。仕事でこの強みを活かせば、やりがいを感じられるため成果に結びつきやすく、仕事の評価とモチベーションアップにもつながります。

年に数回、定期的・継続的に自己分析を行うと精度が高まっていきます。業界や社会の変化に合わせ、自身のスキルをアップデートし続けるうえで「何を軸に、スキルをどこに外付けするか」を明確にできるようになれるでしょう。

今すぐ実践できる!Webディレクターの悩み対処法

談笑するビジネスマン

 

Webディレクターによくある悩みを解決する方法は、日々の仕事の中にもあるものです。ここでは仕事の悩みの解決につながる「日々できること」を紹介します。

  • コミュニケーションを増やし、質を高める
  • チャットやメールには即レスする
  • 頭に浮かんだアイデアをその場で書き留める
  • 大きな目標のほかに個々の施策の小さなゴールを決める
  • 最新の技術とスキルを習得する

コミュニケーションを増やし、質を高める

クライアントと製作スタッフの板挟みになる場合や、チームの歯車が嚙み合わない場合は、コミュニケーションの量と質を改善すると効果的です。

スタッフへのタイムリーな声掛けを心がけながら、催促や苦言と受け取られないよう気遣いも必要です。配慮の前提には相手への理解があり、相手の得手不得手や現在の状況を把握するために、傾聴の姿勢が大切になります。

チームでボトルネックになっている人の考えや立場がわかれば、有効な解決策が浮かぶようになり、調整しやすくなるはずです。

チャットやメールには即レスする

コミュニケーションの量とも関連しますが、Webディレクターにとっては社内のやりとりだけでなく、顧客対応など社外的にも即レスが重要です。

即レスのメリットは以下です。

  • 相手からの信頼度が高まる
  • スケジュール・タスク管理がしやすくなる
  • コミュニケーションを深められる
  • チームワークが向上する
  • 迅速な問題解決ができる
  • ストレスが軽減される

レスポンスは丁寧かつわかりやすく伝えることが大切です。即レスが習慣化すれば、クライアントとの意思疎通やプロジェクトの進行がよりスムーズになります。

頭に浮かんだアイデアをその場で書き留める

企画やアイデアが浮かばないという悩みを抱えているなら、アイデアにつながりそうなニュースや記事、見出しなどをメモする習慣をつけることをおすすめします。

仕事のタスクが多いときや疲れているときに、頭を使いすぎると考えが煮詰まってしまう反面、リラックスしているときほどいいアイデアが浮かぶものです。

いつ・どこでもメモを取れるメモ帳やアプリを用意しておき、浮かんだアイデアをその場で書き留めましょう。

時間があれば、思い浮かんだことをそのまま文章にする「プライベートライティング」という、ひとりで行なうアイデア発想術もおすすめです。1人でブレインストーミングするイメージで、頭の中で構成や体裁を一切考えずに浮かんだままを書くことがポイントです。

大きな目標のほかに個々の施策のゴールを決める

仕事の成果や成長を実感できないなら、達成への道程が遠い大きな目標だけでなく、個々の施策のゴールを決めてこだわることも有効です。

Webサイトの成果を出すための施策それぞれに目標(KPI)を設定すれば、1つクリアするごとに小さな達成感を得られます。

小さな達成感の積み重ねが、自分だけでなくチーム全体のモチベーションの維持・向上につながり、最終目標の達成へと導いてくれるでしょう。

最新の技術とスキルを習得する

仕事で触れる最新技術やツールをすぐに習得することも、おすすめの悩み解決方法です。

最新技術に対し常にアンテナを張って対応できるWebディレクターは、クライアントからもチームメンバーからも高く評価されるため、仕事に自信がつきます。

とはいえ、忙しくて学習時間が取れないWebディレクターも多いでしょう。多忙な方は、隙間時間で受講できるオンラインセミナーや以下の学習サイトを活用することをおすすめします。

・Schoo 

SHCOOサイトトップ画像

 

Udemy

UdemyサイトTOP画像

 

・GLOBIS学び放題

GLOBIS学び放題サイト

 

いずれのサイトもデザインからプログラミング、ビジネス全般まで幅広く学べるため、クライアントのビジネス理解にも活用できます。

また、最新の情報を得るには同業者との交流もおすすめです。優秀な同業者からは、書籍やサイトだけでは得られない実践的な知識や技術を得られます。目標になる先輩がいない方は、外に求めるべく同業者と積極的に交流してみましょう。

Webディレクターの悩みは日々の行動で解決に向かえる

笑顔の男性

 

Webディレクターの仕事は、目標を達成できないプロジェクトや成果が見えづらい運用もあり、成長の実感が湧きにくくモヤモヤ感を抱えがちです。しかし悩みを並べてみると、日々のコミュニケーションや目標設定、アイデアの書き出し、学習習慣などで変えられるものがあることに気づくのではないでしょうか。

キャリアの方向性を見失っているのであれば、時間を取って自己分析をしてみることも効果的です。仕事に悩んだときは、解決に向けて小さなアクションを起こし、積み重ねていきましょう。

リバミーの求人・採用情報

リバミーが求める人材は、自由な発想で創造ができる人。
経験が浅い方でも、社内研修制度や業務経験を通じて成長し、活躍できるようになります。
「大手企業のWebディレクターとして結果を出したい」「独立・フリーランスで成功したい」など、
個々の想いや成長を大切にする会社です。