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WebデザイナーからWebディレクターをめざす!必要なスキルとは?

2024.02.21
WEBディレクターの仕事
振り向く男性

Web制作の現場で働くうちに「企画やディレクションをやってみたい」と思い、WebディレクターをめざしているWebデザイナーの方も多いようです。

Webデザイナーの持つスキルの多くは、Webディレクターの仕事にも役立つため、実際にキャリアチェンジするデザイナーも少なくありません。とはいえ、いざ実際に動くとなると、Webディレクターの仕事は幅広く、今のスキルでもめざせるのかと不安に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、WebデザイナーがWebディレクターになるために、身につけるべきプラスアルファのスキルを紹介します。スキルを習得する方法も解説しますので、今後のキャリアアップにお役立てください。

WebデザイナーがめざすWebディレクターの仕事とは?

Webディレクターは、Web制作の全工程を統括する仕事です。限られた時間と予算、スタッフを管理しながら、プロジェクトの完遂に向けて関係者に指示を出す役割を担います。クライアントとの打ち合わせや、納品前のクオリティチェックも、Webディレクターの重要な仕事です。

Webディレクターの仕事に必要なスキルの中には、Webデザイナーが持つスキルも多数あります。しかし、これまでの実務経験で習得し切れていないスキルもあるかもしれません。

Webディレクターをめざすなら、まず自分の保有スキルを棚卸しし、現在自分が持つスキルと、新たに身につけるべきスキルを整理しておくことが大切です。

WebデザイナーからWebディレクターに転職する際に活かせる保有スキル

ここからは、Webディレクターになるために必要なスキルを紹介します。

一般的にWebデザイナーは、Webディレクターの仕事の役に立つ、以下のスキルをすでに身につけているといわれます。

  • Webデザイン
  • コーディング
  • UI/UXの技術・知識
  • 制作フロー関連の知識

Webディレクターがデザインを理解していれば、クライアントやスタッフとの間で、サイトのイメージを共有しやすくなります。例えばクライアントから漠然とサイトに関する要望を伝えられた際にも、デザインがわかるWebディレクターなら、その場でイメージをデザインに落とし込み、最適な提案ができるでしょう。

HTML・CSS・JavaScriptでデザインを実装できるWebディレクターは、スタッフに的確な指示を出せるため、プロジェクトの円滑な進行が可能です。簡単な修正対応ができると、クライアントからも重宝されます。さらにWebディレクターにUI/UXの知識があれば、クライアントのターゲットユーザーが望むサイトの使い勝手を実現しやすくなります。

Webデザイナーとして制作フローを把握していることも、Webディレクターとしての強みになります。Webディレクターは納期から逆算して時間やリソースを配分するため、タイムマネジメントの基本となる制作フローを知っていれば、ディレクター業務に入りやすいでしょう。

Webデザイナーとして培ったこれらのスキルを活かせば、Webディレクターとしてスタートする良い足がかりとなるに違いありません。

WebデザイナーがWebディレクターになるために必要なスキル

一方で、WebデザイナーがWebディレクターの仕事に就くためには、新たに以下のようなスキルを身につける必要があります。

  • コミュニケーションスキル
  • プロジェクトマネジメントスキル
  • Webマーケティングスキル
  • Microsoft Office(Excel・Word・PowerPoint)のスキル

必須とされるベーシックスキルについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションスキル

Webディレクターには、高いコミュニケーションスキルが求められます。

Webディレクターはすべての制作スタッフと関わり、プロジェクトを統率する役割を果たします。さらにクライアントや、社内外のステークホルダーとも折衝する機会が多いポジションです。そのためプロジェクトを円滑に進められるよう、常に相手の立場に立ったコミュニケーションが求められるのです。

クレームやトラブルといった非常事態での対応力も、Webディレクターに必要とされる高度なコミュニケーションスキルです。

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントスキルも、身につける必要があるWebディレクターのスキルです。

Webディレクターはクライアントが求める成果物を完成させるために、デザイナーやエンジニア、ライターなどのスタッフをアサインし、全体を取りまとめます。1人で仕事を完結させることもあるデザイナーとは異なり、常に他者と折衝しリソースを調整しながら、スケジュールや品質を管理しなければなりません。

スケジュールが遅延しないよう、常に進捗確認に気を配り、万が一遅延したときのリカバリー策を考える能力も、Webディレクターに求められる資質です。

マーケティングスキル

Webディレクターになると、クライアントの成果にコミットするために、Web集客の知識とスキルが求められます。

Webサイトの目的は、購入や問い合わせなどの成果につなげることです。Webディレクターは企画段階でユーザーのニーズや市場動向を把握するほか、ユーザーの流入経路や離脱率、回遊率などを分析し、サイトの検証と改善を行います。サイトを分析するGoogle Analyticsやヒートマップツールなどの使い方も、Webディレクターがマスターすべきスキルのひとつです。

クライアントの意向によって、広告の運用管理や、SNSによるユーザーとの接点創出などを求められる場合もあるため、Webディレクターになってからも学習を続けている方が多いようです。

Microsoft Office(Excel・Word・PowerPoint)のスキル

プレゼンテーションや数値の分析、各種レポート、議事録など多様な資料を作る機会が多いWebディレクターは、Microsoft Office関連のスキルも必要です。

クライアントとのやり取りや一般的な社内事務では、Office系ツールが使われます。日常のディレクター業務で言えば、スケジュールやサイトマップ作成にはExcelを、ヒアリングシートや議事録作成にはWordを使うのが一般的です。

Webディレクターになると多方面への業務連絡も必要になるので、Officeソフトの使い方にも今のうちから慣れておくことをおすすめします。

WebデザイナーがWebディレクターになるためのスキルを身につける方法

WebデザイナーがWebディレクターになるために、学ぶべきことはたくさんあります。しかしWebデザイナーとして仕事をしながら、新しい知識や技術を身につけるのは簡単ではありません。

ここではWebデザイナーがWebディレクターの必須スキルを身につけるための方法とポイントを解説します。

Webディレクターの目線で仕事をする

Webディレクターのスキルを習得できるよう、日々の仕事をWebディレクター目線で取り組むことをおすすめします。

最初は、チームワークを意識したり、スケジュールの自己管理を徹底したりすることから始めるとよいでしょう。また、Webディレクターから依頼される内容について「なぜやるのか」「何を優先するのか」と、目的やゴールを考えながら制作に取り組むことも、ディレクター目線を養うのに効果的です。

例えば、ワイヤーフレームの要素について個々の意味を考え、わからなければWebディレクターに確認し、クライアントの依頼理由を把握するのも将来につながる学習になります。

Webディレクターの参考サイトで学習する

Web業界のトレンドについては、情報サイトで学習するという手もあります。Webやマーケットの最新情報をインプットするには、以下のようなサイトを参照するとよいでしょう。

Webディレクターズマニュアル

「日本ディレクション協会」の現役Webディレクターが運営する実践的ノウハウサイト。Webディレクターの基本や仕事術、雑記帳など、今すぐ活用できる知識とノウハウが豊富に掲載されています。

株式会社LIG

「株式会社LIG」の制作スタッフが執筆するコンテンツで、AIや開発、SEOなどのタグからカテゴリーを選択して閲覧します。制作者目線の企画やネタが満載で、制作現場にありがちな疑問の解決に役立ちます。

LISKUL

中小・ベンチャー企業のデジタルマーケティング支援を手がける「ソウルドアウト株式会社」が運営しているオウンドメディア。リスティング広告のノウハウや最新情報などの実務・実践記事や、マーケティング用語解説など、新人ディレクターからベテランマーケターまで活用できるサイトです。

Web担当者Forum

Web担当者やマーケティング担当者に役立つ豊富な情報が、毎日更新されるメディアサイト。Webサイトの構築や運用からSEO・アクセス解析まで、幅広いWebトレンドをわかりやすく解説してくれます。漫画でわかりやすくマーケティングを学べるコンテンツも役立ちます。

アシスタントディレクターとして実務を学ぶ

Webディレクターのスキルを身につけるために、実際の案件でアシスタントのディレクターを務め、ディレクションやマーケティングの実務を経験しておくのもひとつの方法です。

実際のプロジェクトをディレクションすれば、実践的なスキルが効率よく身につき、Webディレクターとしてひとり立ちする際のハードルが下がります。

デザイナーとして参加するクライアントとの打ち合わせでは、Webディレクターのヒアリングやプレゼンテーションの手法をひととおりチェックするぐらいの貪欲さで臨みましょう。

実際の仕事を通じてスキルと経験を得る方法

Webデザイナーの保有スキルはWebディレクターの仕事に活かせますが、キャリアアップのためにはコミュニケーションやマネジメントなど、新たなスキルの習得も欠かせません。

リバミーは、大手企業が運営するサイトのプロジェクトを請け負っており、サイト全体のデザインディレクションの経験がある人、顧客と直接コミュニケーションを取りながらデザイン設計に携わったことがある人を、Webディレクターとして育成しています。

大規模サイトや有名ブランドのサイトのプロジェクトに上流工程から関わったり、サイトを改善していく長期的な運用プロジェクトで働いたりすることができます。デザインがわかるWebディレクターとしてキャリアを積みたい人、将来的にはプロジェクトマネージャーとして活躍したい人にとっては、貴重な経験を積むチャンスです。

Webデザイナーとして培ってきた経験や能力をベースとして、不足しているスキルを今から身につけていけば、Webディレクターの第一線で活躍できる日も遠くないはずです。新たなステージを手に入れたい人は、ぜひリバミーへ。

リバミーの求人・採用情報

リバミーが求める人材は、自由な発想で創造ができる人。
経験が浅い方でも、社内研修制度や業務経験を通じて成長し、活躍できるようになります。
「大手企業のWebディレクターとして結果を出したい」「独立・フリーランスで成功したい」など、
個々の想いや成長を大切にする会社です。